なまけもの随筆集

怠け者です。

ミニミニバラ:ハダニとの出会い

ミニミニバラが我が家にやってきたのは今年の5月かな。 あの時は元気だった。そう、あの時だけは・・・。 買ってきた時こそ、ピンクで小さくてカワイイ花を咲かせていたが、その後ちょっとだけ咲いた花は生気のない白い花。それと時を同じくして、葉があれよあれよと落ち始めた。

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買ってきたばかりのミニミニバラ

葉を落とし始める前、俺はベランダの鉢を巡回中にミニミニバラに蜘蛛の巣が張っているのを発見していた。 俺は蜘蛛に向かって、俺のミニミニバラに巣を作って君が生きていけるなら好きなだけ糸を張り巡らせばいい、と完全に上から目線で励ましていた。 しかし、そいつは蜘蛛ではなかった。

ミニミニバラが葉を落とし始めた頃、これはおかしいと思い、googleで「バラ、病気」などと調べ、ミニミニバラが完全にハダニたちにやられていることを知った。こいつら、ダニと名前がついてるくせに、蜘蛛みたいに糸を吐きやがる。

調べてみるとこいつら、葉から汁を吸い、高温乾燥を好むらしい。水にはめっぽう弱く、庭などの屋外に植えてあれば、雨にあたるので発生しにくいともどこかで見た気がする。要するに狭いベランダで鉢に植えて育ててる俺の敵なわけだ。

ハダニの勉強をしている間にミニミニバラはほとんど茎だけになっていた。 それからハダニ用の薬を散布したり(試しにアブラムシ用のを散布したが全く効果がなかった)バラ用と書かれた土に植え替えてみたりして1ヶ月くらいがすぎた(植え替えの時期から完全に外れてるがやりたかった)。 その1ヶ月間、俺はミニミニバラとの会話を欠かさなった。酷暑の日は「暑いね」と話しかけ、雨の日は「蒸すね」と話しかけ、お盆がすぎれば「早く涼しくならないかね」と特に話す話題がないご近所さんに会った時のように話かけ続けた。

その甲斐あってか、葉は緑に生い茂り、蕾もちらほら見えてきた。 そして先日、ついに復活第一号が咲いた。

small rose
なんて小さくてカワイイ奴なんだ!

それと同時に、再びハダニがミニミニバラを襲っているのを俺は知っている・・・。効果があるかどうか知らないが、毎日スプレーで水攻めしてる。うう・・・。